「戦後の稲垣浩と黒澤明の東宝のみの時代劇の監督数と電通の優遇証拠」と題して展開して参ります。
戦後の稲垣浩と黒澤明の東宝のみの時代劇の監督数
・稲垣浩 30作 (ここでは明治時代以降は現代劇要素が強いため現代劇扱い)
・黒澤明 10作 (時代劇は通算11作のみだが、羅生門 は大映で監督したため1のマイナス)
*稲垣浩の宝塚映画の時代劇映画も東宝の事実上の会社なので東宝扱いします。
稲垣浩は通産で時代劇映画を100作以上監督しました。黒澤明は通産監督数の31作中たった通算11作です。20作が現代劇であり、大まかには稲垣浩は通産で時代劇映画数の10分の1です。黒澤明は現代劇中心で時代劇も監督もしたというレベルが真実です。このことは知らない方々も多いかと思います。
ひとことで言うと黒澤明よりも稲垣浩のほうが大きく優れており、何段も凄いのです。つまり、東宝や電通、テレビなどのメディアに植え付けられたイメージと真実は異なっているのです。
黒澤明の遺作、映画パンフレット 「まあだだよ」監督 黒澤明 出演 松村達雄晩年は監督として製作に低迷し、東宝の専属時代から製作本数は少ないわけですが、1970年代の中期から晩年にかけて監督本数はさらに激減、苦しんだ末の遺作がこの『まあだだよ』(現代劇、1994公開)でした。製作=大映=電通=黒澤プロ 配給=東宝 やはりあの製作に電通が関与しています。
電通が黒澤明を今でも異常に持ち上げる理由として、こうした関わりも原因していることでしょう。
ちなみに黒澤明は31作の映画監督数中、現代劇20作、日本の時代劇は11作のみ、代表作も現代劇映画の方が多いです。時代劇の印象はマスメディアの影響、誇張によるイメージのみで、トータルは現代劇中心の監督です。この事実はすごく重要なことなので、知識が少ない方々のために一応書きました。
黒澤明を現代劇映画の方を評価しています。彼は現代劇も時代劇も欧米などの影響が多いです。時代劇映画は同じくらい、またそれ以上に上手な監督は他にも多くいますし、多様に視聴していないとこれはわかりません。
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